生産者一覧
今年は柿の当たり年になるだろうか・・・。まだ小さい実をながめながら、この冬のことを想っている。というのも、丹波に来てから、干し柿つくりがわが家の年末行事のひとつになったからだ。
鳥たちは、人間様が見向きもしない渋柿(商品にはなりにくい小粒)が完熟して甘くなるのを待ってついばみにくる。
そんな柿の木の下で、「もったいないなぁ・・・」と、聞こえがよしにつぶやいていると、
「なんぼでも獲ってええでぇ」と、その持ち主が気前よく言ってくれる。
だから、慌ただしい年末の仕事がまた一つ増えてしまったわけ。でも、軒下にぶらさげた干し柿をとおして雪景色をながめるというのは、なかなか風流なものだ。
前置きはこれくらいとして・・・。
「自然の循環の内にある食べ方、暮らし方、農業を目指して、野菜づくりに励んでいます。自然
の恵みをいただく喜びを、皆さんと分かちあえたら嬉しいです。」
横山幹史(かんじ)・久世夫妻は、新規就農して2年目ですが、すでにとっても良い"百姓の顔"をしています。横浜出身の幹史さん(32)は美大に在学中から「生きていることは食べ物が基本、その食べ物がどういう風につくられているのか」関心をもち、農家を訪ねたりしていた。そして卒業後、農業塾としてもっとも厳しいと評判の「帰農志塾」(栃木県)に入る。住み込みで2年半の農業研修。奥さんの久世さん(33)とは、その塾で出会った。久世さんはとくにゴミ問題(環境問題)に強い関心をもっていたことかから農業に行きついた。
土地・気候・適当な湿り気・世話
桃栗3年、柿8年。しかし「栗はむずかしいのぉ?」
「友井農園」の友井登さん(80歳)は、丹波栗20数年のキャリアだ。食品加工指導所の指導員や兵庫県農業改良普及センターの 職員を経て、退職する少し前から始めた。「栗作郷」と言われた山南町に友井農園はある。その昔、
朝廷にも献上してきた地域だ。
この丹波地域(丹波市、篠山市)では、毎年9月には丹波栗振興会の品評会が開かれ、友井さんの栗は、毎年1位から5位以内に選ばれる。昨年も特選(1位)だった。
その名人が、ポツリポツリと語る一言一言に説得力がある。
味よく見栄えもよい栗を育てるには、「土地・気候・適当な湿り気・世話(剪定や肥やしなど)」が必要条件だと友井さん。以下は、友井さんとのQ&A。